■Polycat Financeはピンチなのか
Polygonチェーンで屈指の使用率・TVL(総ロック金額)を誇るPolycat Financeですが、2021年7月に入り独自トークンである$FISHが暴落しています。
暴落の理由と今後の動きについて解説します。
■2021年7月19日時点で¥519 7月1日時点の¥1600と比較し1/3に...
▼目次
■独自トークン$FISHの下落理由
・新規発行が2021年8月2日に終了(予定)
■今後$FISHはどうなるか
・発行終了後はPolycat Financeのガバナンストークンに
・$FISHのバーンに使用されていたお金は、$FISH保有者へ再配分の配当
・IFOとTanksは拡大されていく
・新しいUIも用意されており、新しいトークン発行も示唆されている
■独自トークン$FISHの下落理由:新規発行が2021年8月2日に終了(予定)
$FISHは総発行枚数が300万枚と決まっており、現在のペースでは2021年8月2日に発行が終了します。
発行終了のカウントダウンはPolygonscanで確認可能です。
https://polygonscan.com/block/countdown/17498559
$FISHの発行終了が近づくにつれ、PoolsのDeposit Feeが4%から徐々に下げられました。
これは発行終了が近くとも新規参入者がいなくならないよう、発行終了までに配当で取り戻せるDeposit Feeに設定していくとの方針でした。
当初の予定では発行終了が近づくごとにDeposit Feeを下げ、発行終了の7日前には0%にする予定でした。
しかし、Deposit Feeが下がるにつれ、売り圧力が強くなり$FISHの下落を生じさせてしまったため、7月14日にはDeposit Feeを2%より下げないことが発表されました。
$FISHの購入需要があったのは「Deposit FeeのかかるETHで$FISHをハーベストする」より「Deposit Feeのかからない$FISHで$FISHをハーベストする」の方がメリットあるからであって、Deposit Feeがどちらも0なら安全なETHで皆ハーベストしますよね...
■今後$FISHはどうなるか
■最大発行後はPolycat Financeのガバナンストークンに
<ガバナンストークンとは>
ガバナンストークンは、ネットワーク運用や開発についての方針をホルダーによる投票で決定するトークンである。トランザクション数や利用する企業数が増加することでネットワーク価値が上がれば、投票によって影響を与えられることは希少なリソースになる。ネットワークの投票権の価格は、保証するネットワーク価値によって指数関数的に上がる。
ポリ猫のガバナンストークンか...いりますかね???
■$FISHのバーンに使用されていたお金は、$FISH保有者へ再配分の配当
$FISHのバーン(プロジェクトがトークンを買い上げ枚数自体を減らしてしまうこと)に使われていた費用は$FISH保有者に配当として配布されるようです。
$FISHの発行は終わっているので、恐らくUSDC等での還元になるでしょう。
Polygonの他プロジェクトで言えばOMENと同じ感じですかね。
■IFOとTanksは今後拡大されていく
Polycat FinanceのIFO(Initial Farm Offerings)は第一回が実施されており、第一回のAUGURY は4,000万ドルを集める大成功を収めました。
AUGURYは今でもPolygonで有望なプロジェクトとなっています。
Polycat FinanceのIFO(Initial Farm Offerings)は第一回が実施されており、第一回のAUGURY は4,000万ドルを集める大成功を収めました。
AUGURYは今でもPolygonで有望なプロジェクトとなっています。
Tanksは$FISHをDepositすることで新しいトークンがEARNINGできる仕組みです。
これはパンケーキスワップと似ていますね。
ただし、現在(2021年7月19日)ではEARNINGできるトークンは2種類です。
■新しいUIも用意されており、新しいトークン発行も示唆されている
$FISHの発行がなくなり、厳しい状況のPoycat Financeですが運営は新しいプランを考えています。
<新しいUI>
<新しいトークンの示唆>
まだどのようなトークンなのか、何に使われるのかは不明です。

■Polycat Financeのメリット・期待
Polycat FinanceはPolygonのDeFiプロジェクトではTOP3の利用者数になります。この知名度を使いプロジェクトをPRしたいというDeFiプロジェクトは多いと考えられ、今後も有望銘柄のIFOやTanksは実施されるでしょう。
あとはPolygonチェーンがどれだけ使用されるかですかね...
■まとめ
$FISHの発行が止まることから現在の$FISHを活用したサービスが出来なくなり、$FISHの価格も下落しピンチの状況です。しかし、Polygonチェーンでは使用者もTOPのプロジェクトであり、IFOやTanksなど拡大できるサービスはあると考えられます。
しっかりと情報取りながら、プロジェクトが飛ぶリスクも理解し投資していきましょう。