■LINE発行の仮想通貨LINK(LN)とは
LINK(LN)はLINEグループのLINE TECH PLUS PTE. LTD.(LVC株式会社の子会社)が発行するLINE独自の仮想通貨です。
普段使っているLINEアプリ内のウォレット「LINE BITMAX」で簡単に購入が可能な仮想通貨です。
<何に活用されるのか>
現在はLINEサービス内の貢献活動(LINE PayやLINE証券の使用)によってインセンティブとしてや、THETA(分散型動画配信プラットフォーム)での視聴・配信報酬などで既に活用されています。
LINEの提供するサービスや経済圏で活用される通貨となることを目指しているそうです。
<導入事例>
https://blockchain2-org.line-apps.com/ja/use-cases/#0
■LINE BITMAXのNFTマーケット
LINEアプリ内のウォレット「LINE BITMAX」ではすでにNFTマーケットが開設されています。
LINE BITMAX Wallet、「NFTマーケットβ」を本日より提供開始
◆ LINE BITMAXの画面
NFTマーケットはLINE BITMAXの「その他」の項目よりアクセスが可能です。

個人間でNFTの取引ができる場所となっていますが、現状(2021年8月時点)はLINEブロックチェーンが対応しているNFTはBITMAXがプレゼンで配ったものしかなく、そちらが取引されています。

NFTの取引通貨にはLINK(LN)が使用されています。
■ 2021年冬から「ヤフオク!」でNFTアイテムの取引開始

「LINE Blockchain」を基盤としたNFTアイテムを、「ヤフオク!」上で2021年の冬より取引可能にすると発表されました。
「LINE Blockchain」はこの他にもNFTデジタルシール「資産性ミリオンアーサー」の発行をスクエニと協業し準備中など、NFT関連に力をいれている。

■LINK(LN)の価格は上がるのか
現状のLINE BITMAXのNFTマーケットではLINKが使用されているが、ヤフオク!では日本円での取引ができる可能性が高い。
そのため、ヤフオク!での取引開始によりLINK(LN)の取引が増えての価格上昇の期待は少し薄いかもしれない。
しかし、NFT購入者はウォレットを持つことになるため、LINK(LN)を目にする機会は多くなるはず。
ウォレット所有者へのさらなるLINEブロックチェーン経済圏の利用促進により、LINK(LN)の価格に良い影響を及ぼすのは間違いない。
また、Yahoo!のサービスとLINEブロックチェーンの連動を行っていくことを今回のヤフオク!との協業により示せたことは、今後のLINK(LN)の展望の期待感が膨らませられた。
■まとめ
ヤフオク!でのNFTサービス開始に向けてLINK(LN)の価格上昇が発生するかは微妙なところではあるが、長期的にみると今後も各種Yahoo!サービスとの連動などLINEブロックチェーンに期待できることは多い。
今後、LINK(LN)は大きな価格上昇は期待できる。