■コインチェックの国内初IEO パレット($PLT)は値上がりするか
注目の仮想通貨国内初のIEOが2021年7月15日 18:00に申し込みが締め切られた。
PLTトークンのコインチェックでの取り扱い開始は2021年 7月 27日(予定)。
抽選に当たらなかった人でも購入が可能です。
しかし、ほとんどの人は「なんとなく申し込んだけど、通貨の中身は良くわからない」状態だと思います。
どのような規模の会社に投資を行うのか、投資したお金はどのように使われるのか、しっかり把握しておきましょう。
発行元の会社からPalette Tokenがどのような経済活動が行われトークンの値上がりが期待できるかまとめます。
通貨の使われ方はホワイトペーパーを参照:https://document.hashpalette.com/HashpalettePaper.pdf
■株式会社Hashpalette(ハッシュパレット)はバーチャルオフィス!?
結論、バーチャルオフィスのようです。
■株式会社Hashpalette 会社概要
商号:株式会社Hashpalette(ハッシュパレット)
住所:東京都港区南青山五丁目17番2号
設立:2020年3月2日
従業員数:16名
資本金:7,000万円 (資本準備金を含む)
URL:https://hashpalette.com/
■上記の住所の場所
ワンストップビジネスセンター表参道店だそうです。

会社所在地はバーチャルオフィス。とは言え、信用できないわけではない!!
そもそも仮想通貨は、開発者がわからない場合もありますし、どこの国にオフィスがあるかわからない通貨に投資している人も多いはず。
むしろ、会社や経営者の顔がはっきりしている分、安全性はあるかもしれない。
パレットトークンの価格が上がるかという目線でみると「従業員数16名かつオフィスがない会社」という規模でどれだけの価値を生み出せるの??という疑問は残ります。
■株式会社Hashpaletteの親会社は!?
株式会社Hashpaletteの従業員数は16名ですが、その会社規模でコインチェックのIEOの第一弾に選ばれたのは、親会社がしっかりしているからですしょうか。
■持ち株比率
・株式会社Link-U:50%
・株式会社HashPort :50%
持ち株比率は上記の2社で50%づつですね。
PRTIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000046288.html
■株式会社Link-Uはどんな会社?
規模は大きくないですが、東証一部上場の企業!
<会社概要>
本社住所:〒101-0021 東京都千代田区外神田2-2-3 住友不動産御茶ノ水ビル9F
設立:2013年8月20日
資本金:474百万円 (2020年7月末現在)
従業員数:58名 (2020年7月末現在)
URL:https://www.link-u.co.jp/
事業内容はNFTと親和性ありです。
漫画・アニメは日本の誇れる文化なので、上手くNFT分野で発展して欲しいです。

会社としての売上高は2020年7月期で13億円です。
Palette Token(PLT)のIEOで集める金額が9億3150万円なので、IEOの規模と合う売上規模かと言うと...どうなんでしょうか?

■株式会社HashPortはどんな会社?
<会社概要>
会社名: 株式会社HashPort
住所: 〒113-8485 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学南研究棟 360号
<事業内容>
1.暗号資産交換業向けウォレットシステム事業
2.NFTプラットフォーム事業
3.ブロックチェーンコンサルティング事業
売上高などの情報はありませんが、ブロックチェーンに精通した会社のようで「PARTNER&CLIENT」もそうそうたるメンツです。
■IEOで集まったお金は何に使われるか
IEOで調達した資⾦の⽤途の内訳は以下の通りです。
パレットトークンを使ったNFT事業の運営費にあてられますね。
◆35%:パレットグラントプログラム(Palette Grant Program, PGP)
パレットを⽤いて発⾏されるNFTを活⽤したアプリケーションの開発を促進するために開
発資⾦の⽀援を⾏う「パレットグラントプログラム」に使⽤されます。
◆28%:マーケティング
パレットエコシステムのユーザーの拡⼤、およびパレットを利⽤する新規コンテンツの獲
得などに使⽤されます。
◆12%:コントラクター
パレットの安定した運⽤において必要となる、暗号資産交換業者や会計⼠・弁護⼠といっ
た外部業者への⽀払いに使⽤されます。
◆8%:オペレーション
運営スタッフの報酬に使⽤されます。
◆17%:予備費
予備費⽤として保管されます。
■親会社へも還元される??
IEOで販売されるのはトークン総量の23%です。
開発チームや株主への還元が27%あります。
◆23%(230,000,000 PLT):投資家保有(IEO販売)
IEOにて販売された全量はロックアップなく市場で流通します。
◆34%(340,000,000 PLT):エコシステム報酬
パレット報酬プールに分配され、ノード運営を⾏うコンセンサスノード及びエコシステム
に参加するユーザーに配布が⾏われます。
-エコシステム報酬は6年をかけて全て放出されます。パレットチェーンのブロッ
ク⽣成に応じて⼀定量のPLTのロックが解除され、都度パレット報酬プールに移
転されます。まずローンチ後の3年間はエコシステム報酬の全量の67%が放出さ
れます。その後、ブロックあたりのロック解除量が半減し、続く3年間でエコシ
ステム報酬の全量の33%が放出されます。
◆27%(270,000,000 PLT):チーム⾃⼰保有
開発チーム及び株主へのインセンティブに使⽤されます。
-トークン販売6ヶ⽉後より、3ヶ⽉ごとに10回に分け均等に放出されます。
◆16%(160,000,000 PLT):パートナー報酬
コンテンツホルダー及びユーザーのパレットへの参加を促進し、エコシステム拡張を⾏う
インセンティブとして使⽤されます。
■まとめ
国内初のIEOのため、非常に注目されているPalette Tokenですが、仮想通貨への投資という観点でなく、企業への投資という目線も持ち合わすべきです。
Palette Tokenが大きな価値を上げるためには活用範囲の拡大が肝となります。どのような会社が発行しているかを把握し、発行元の会社に見合う通貨の価値になっているかも判断しながら取引していくことをオススメします。
ちなみに株式会社link-uの株価もIEOの発表とともに高騰しているので、パレット買えなかった人は株でも良いのでは
